第4回 「旅―Journey」
人はなぜ家を離れ、慣れた床を離れて旅に出るのでしょう?いろいろな学説はありますが、人間には潜在的に放浪や自由への憧れがあるのかもしれません。
 私が初めて旅に出たのは5歳のときでした。一人で電車を乗り継ぎ、叔母さんの家を尋ねたのです。人見知りしない性格なので道に迷えば母に持たされた道順を手に交番に行き、見知らぬ人たちの助けを借りながら目的地までたどり着きました。道中はまったく平気だったのに、叔母さんに会った瞬間大粒の涙がこぼれたのを覚えています。

 旅で出会った人と話をするのは、体験談や情報が得られるので皆さんも恥ずかしがらずそんな機会を設けてみてください。私はきまって尋ねることがあります。それは、“次の旅はどんなところに行きたいですか?それはどうしてですか?”です。すると大抵の人は“あまり人が行った事のない場所”、“何しろ行ったんだと自慢できるところ”と答えます。
ここ数年テレビや雑誌で探検、冒険もの、“○○発見”などなど可愛いタレントさんが訪ねるような遺跡めぐり、今話題のカッコイイ俳優さんが登山に挑戦、あるいは旅行会社に組んでもらう自分たちだけのスペシャルツアーなど、ありとあらゆる旅のスタイルが紹介されています。誰しもが、好奇心を擽られてしまいますよね。

 あれこれと迷ったすえ、旅の行先が決まったら次は大切な宿決めです。あくまでも私の勝手な基準で宿泊施設をシティー派とカントリー派と分けさせていただきましたが、シティー派は町の中心地に位置している鉄筋コンクリート造で建てられたホテルに泊まる人、アクセスが良い、観光のスポットも多いですよね。カントリー派は、町の中心から離れ、緑が多い場所に建てられた自然を満喫できる木造の一軒家、日本で言うと旅館・ペンション、BB(ベットアンドブレックファースト)に泊まる人、もっとワイルドになるとテント・キャンピングカーなどかな?
 そんなカントリー派の旅は車なしでは移動できない難点がありますが、その土地の暖かさや自然に触れる事ができます。いろいろな宿泊施設があり、同じ場所を訪れても様々な方向から旅を体験できるというのも良いですね。

 実は今私が一番行きたいのは“アフリカ”です。自由に悠々と生きる野生動物に会いたいのです。遠くからでもいい、足跡をみるだけでもいい、動物達を感じる風を受けたいのです。
 しかし、人間の欲望を満たすためにこういったツアーがすぐにできてしまうのですよね。人間のもっとも悪い癖は、自然に共存を持ちかけ、それから奴隷のように扱い主人のように命令する。そして営利な目的で動物や植物を乱獲する…。
 こんなことをし続けたら、地球上から美しい動物達は姿を消すことになってしますよね。前回ご紹介した動物愛護・環境保護活動家であるクリスチャンRラッセンをはじめシムシメール、ワイランドなど著名な作家も動物達を描く事によって保護を呼びかけている、彼ら作品は多くの人の心を動かしていることでしょう。

 ここで絵のご紹介をしなくてはなりませんね。今回は近代絵画をご紹介致します。ポップアートはその代表的な画風です。その時代を作品で感じる事ができ、様々なメッセージが隠れているというのも特徴ではないでしょうか。キャンベルスープ(赤いラベルの缶スープ)と言えば皆さんご存知アンディー・ウォホール、そして新宿の高層ビル郡にある赤いLOVEの文字のモニュメントと言えばロバート・インディアナ。
でも、近代アートは外国人作家だけではありませんよ!私お奨めの新星作家は北九州小倉出身、現在ロサンゼルス在住のノブ・ハイハラです。ノブの作品にも皆さんへのメッセージがたくさん隠されています。私の行きたいアフリカに生息する動物達を紹介します。
「サイ」
        
ノブの作品の特徴は題材となるものの詳しい記述がされているところです。
〜リノセロス (サイ):大型草植性犀科哺乳動物、厚い皮を持ちアフリカとアジアの熱帯地帯に生息する。長い顔に短い足を持ち、象に類似している、一本または二本の角を鼻の上に持つ。〜



 
 
「チーター」

〜チーター:猫科の中では軽快・素早い動物です、レパ−ドに類似、北アフリカそして南アジアに生息する。しばしば狩りの練習にレイヨウを追いかける。チーターは長い足を持ちそして、斑点を身に纏っている、チーターより早く走ることのできる動物はいない。〜


 
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