第5回 「心機一転、春です。」
春一番が吹き荒れちょっと生暖かい風に変ってきました。通いなれた通勤路で沈丁花の花の香りが日一日と強くなり、春の気配が刻々と感じられるようになってきました。
肩を丸めて歩いていた昨日までの寒さがすっかり過去のものです。重い冬の衣装を脱いだら体が軽く、足元まで軽やかになってきます。
暖かくなったとたん、天気予報と共にスギ花粉の飛散量情報も登場してきました。
日本人4人に1人の割合で何らかの症状が発症するようです。
私は幸いにも花粉症ではありませんが確かに自分の周りをみてもその程度の人数はいます。ということは?皆さんの中にもかなりの人がくしゃみ、鼻水、涙目、かゆさといった症状に悩まされているのではないでしょうか?つらいですよねぇ・・

 でも、春といえば「桜!花見!」でしょう。気象庁から全国の開花予想が発表されました。東京のソメイヨシノの開花は3月26日ということです。
ある休日の午後、うららかな日差しに誘われて利根川沿いの公園までサイクリングに出掛けると、早咲きの桜はもうポツポツとかわいい花を咲かせていました。
大勢の人で賑わう春の公園はとてものどかで、四季の中で「春が一番好き」と言う人が多いのも納得…。

皆さんの町には桜の満開はいつ頃やってくるでしょうか。
アウトドア派の方にとっては何といっても、寒かった冬の冬眠生活からようやく起きだして活発に動き出すことができる季節。(冬山が好きな人には失礼!)
家族、友人、仕事仲間と繰り出した満開の桜の下、お弁当をひろげてお酒もちょっと飲んで、各地の桜の名所はにぎやかな花見銀座となるでしょう。

また、入学、卒業、就職、転勤など節目を迎えリフレッシュする季節でもあります。
もうすぐピカピカの制服やスーツに身を包んだ新1年生が街中にあふれることでしょう。その姿をみると自分自身も何となくピリッとした気分にさせられます。
この機会に新しいことにチャレンジするのもいいのではないでしょうか?
私の姪も希望のW大学に合格したという知らせがあり、ほっとしているところです。
受験生のいる家というのは何となく気を使ってしまい、1年間足が遠のいていましたが、この春会えるのを楽しみにしています。

 春を迎えたこの季節、ご紹介する絵の一枚目は「夜桜」です。
島倉仁(ジン・シマクラ)という“雲・夕日”を描かせると右に出るものはいないという風景画家です。1940年生まれで、20歳のとき東宝入社。主に映画の背景など様々な装飾美術を手掛け、黒沢、伊丹、岡本、大林監督の映画のセットを中心に制作していました。
その後、時間があればテントを持って海・山で自然を楽しむ。日本中はもちろん諸外国を旅し、その経験と取材をもとにいろんな夕景、空や雲を描いています。
2作目に紹介するのは、「モンゴル」の風景です。日本相撲の幕内力士の旭鷲山や旭天鵬を筆頭にモンゴル出身力士はすでに20人以上いるようです。
広大な草原に“ゲル”と呼ばれるテントのような移動式住居で馬を操り、家畜を放牧する遊牧民族の生活は自給自足で厳しいけれどとても自由で、都会で生活する私たちにとって憧れの地ではないでしょうか
「ジャパン」
        
富士山をテーマに制作した第1作目作品です。
山梨県側から見た風景です。日本を象徴するイメージとしてタイトルを「ジャパン」としました。
桜色に染まった富士山の雪が輝いています。夜桜、満月と3拍子揃った絵です。



 (c)JIN SHIMAKURA/KIDO CO.,LTD
 
「ノスタルジアU〜アフターザレイン」

モンゴルのホブド県。(旭鷲山の生れ故郷です)夕方前に雨が上がり草原に大きな虹が架かり、川にもきれいな虹が映り込む。青空と緑の大地のコントラストは大草原ならではの美しさです。


 (c)JIN SHIMAKURA/KIDO CO.,LTD
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