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第4回:キャンピングカー購入編 
                  「バンコンの使い方」


  わが国でもっとも多く利用されているキャンピングカーは、バンコン(バンコンバージョン)でしょう。なんと言っても、サイズが通常街を走行している車なので扱いやすいのが最大の利点です。車庫の問題もそれほど考えなくていいし、キャンプ以外の利用にもOKです。ただ問題なのは、そのサイズの小ささゆえにキャンピングカーとしての機能が制限される事です。前回のも書きましたが、キャンピングカーとしての充実を考えるなら大きなものが良いのは決まりきったことです。そこで、この機能に制限があるバンコンをどのように利用すればよいかと言うことになります。
キャンピングカーの利用は大きく二つに分かれます。キャンプとして定着して利用するのと、旅の宿として移動しながら利用する方法です。この旅の宿として利用するのは、キャンピングカーならではの気軽な旅が手軽に楽しめるキャンピングカーならではのものです。
さて、バンコンを定着したキャンプとして利用する場合ですが、やはり車内スペースの狭さは問題となります。キャンピングカーの中で全てをこなすのには、かなり無理があります。ですから、キャンピングカーの中でやることをはっきり限定することです。基本的には、就寝のみを行うと考えたら良いでしょう。後のキャンピングライフは、車外で行う。じゃ、何のためのキャンピングカーだと言うことになるかもしれませんが、そんなことはありません。このことに関しては、後で述べます。

つまり、リビングスペースを車外に作ると言うことです。タープでも良いし、オーニング(車から張り出すタープのようなもの)でも良いので、その下にリビングスペースを作りキッチンもセットすると良いでしょう。キッチンは、車内のものを使っても良いです。この場合、イス・テーブルを積んでいく必要があります。これじゃテントキャンプとあまり変わらないじゃないかと言う方がおられるかも知れませんが、これが大違い!まず、テントに比べ設営が非常に楽。次にどんなグランド状態でも安眠は確保されている。雨や寒い日などは、車内に逃げ込めば何の問題もない。つまり、キャンプをやる期間がテントに比べずっと長くなるし、天候にもあまり左右されない。この魅力は、大きいです。もっと大きいことは、設営・撤収が非常に簡単。車から下ろし、帰りは積み込めば良いのですから。
気が向いたときに出来るのがキャンプとは言っても、やはりテントをはじめとする道具を積み込んで現地で設営・撤収する作業は、若い年代でも大変。ましてそこそこの年になると、もう駄目です。その点では、バンコンがあるとアウトドアライフは大きく広がります。
もっともバンコンが活躍するのは、旅の足、宿としての利用です。確かに大きなキャンピングカーは、快適な生活空間を与えてくれます。でも、やはり日本の道路事情から考えると大きい。まず、駐車スペースに困る。どこでも止められる訳ではない。だから、観光地に行っても駐車できずに素通りということになりかねない。バンコンならフェリー料金も安い。全てをバンコンで生活するには問題がありますが、日本には温泉も多いし、銭湯ならどこにでもあります。だから、シャワーははっきり言って必要なし。キャンプ場か、就寝可能な所が見つかればゆっくり寝られます。簡単な食事や、洗面は車内でOK。それに
場所に気をつけないといけませんが、星空が空一杯に広がる山頂や、朝日が美しい海岸で寝泊りするのも可能です。とにかくキャンピングカーのもたらす楽しさは、果てしなく広がって行きます。


このタイプのものは、結論から言うとスペースの問題から、車内で生活が出来ると言うキャンピングカーライフを考えると無理があります。現実には、多くのキャンパーはテントやタープとの併用でスペースを補っています。キャンプでの日常生活は、テントやタープで行い、就寝や休息、簡単調理などに車内を利用しています。このように書くと、あまりキャンピングカーとしての利用価値がないように見えますが、実際に利用するとその便宜性はテントキャンプとは数段の違いがあります。

つまり、キャンプをすることが非常に容易
になるのと、テントでは厳しいシーズンでのキャンプも出来ます。もう一点大きな特徴は、テントキャンプでは移動を伴う旅を考えた場合かなり問題がありますが、キャンピングカーはキャンプではなく旅が出来るようになるという事です。ここにテントだけでのキャンプと大きな違いがあります。

キャンプをするにはスペース的に障害があるバンコンも、思いついたときにすぐ出かけられる、あるいは旅行での宿と考えるとテントキャンプでは出来ない大きな楽しみがふくらんできます。ほとんどのキャンプ場は、シャワーやトイレは完備されているし、車内で全てを満たすと言う発想でなければ、旅の宿
としてのバンコンは快適です。特に雨天の場合など、キャンピングカーはその価値をぐんと高めます。

 

          

( 写真提供 ファーストカスタム  www.firstrv.co.jp )


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