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■第10回 : タープについて
 最近はドームテントにタープというのが、オートキャンプの定番になっています。このような形になったのは10年くらい前からで、以前はそれほどタープは使っていませんでした。オートキャンプのテントが、ロッジ型からドーム型に変わって来るに従ってタープが普及してきたようです。ドーム型だとテントの中では寝るだけになってしまうので、リビングスペースとして雨や日差しを防ぐためにタープを張る人が増えてきました。
 
 ところで、キャンプは自然の中での生活を楽しむものですから、無条件に常にタープを張って屋根を作るのは本当はどうかと思います。できれば雨や日差しが心配なときに利用するようにして、その心配が無い時や快適なシーズンにはタープ無しでリビングスペースを作ってはどうでしょうか。
 
 タープを張る理由の一つに、隣近所からの視線を防ぐと言う人がいます。プライバシーを保つことらしいのですが、なにか勘違いをしてるような気がします。キャンプサイトでは、プライバシーは基本的には保てません。それに、プライバシーを守ることにこだわるよりも、楽しくコミュニケーションをとることがキャンプの基本です。人によってキャンプの目的は違いますから、無理をしてコミュニケーションをとる必要はありませんが、隣との交流をシャットアウトしてしまうのはキャンプとはいえないでしょう。特にキャンプ場では、最低の交流は必要なことです。そして、もし気の合う隣人が出来たら、キャンプに来て良かったなーってきっと感じるはずです。
 
 素敵な星空も見ないで、タープで周りの自然をふさいでいるキャンプスタイルは見直して欲しいものです。
 
 ところで、タープとは布と言う意味です。その名のとおり布を広げただけですから、風の影響を非常に受けます。どんなにペグで打ち込んでも、強い風が吹いたらもちません。タープは風が吹いたらだめなのです。これをよく理解してください。風が吹く可能性のある時に、キャンプサイトを離れるなら、タープはたたんでいってください。でないと、帰ってきたらタープはどこかに飛んでいって、イスやテーブルはひっくり返り、調理道具はバラバラなんてことになりかねません。

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