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■第12回 : キャンプでの明かり
 オートキャンプでは、ほとんどのキャンパーがキャンプ用ランタンを利用しています。もちろん、懐中電灯やろうそくを利用してもいいのですが、夜ゆったりと食事をするならランタンが必要でしょう。ランタンは、前回のコンロと同様、使用燃料によって種類が分かれます。ガソリン、ガス、それに電気(電池式)です。基本としては、コンロと同じ燃料のものを使用することです。そうすると数種の燃料を用意する必要がありません。
 ガソリン燃料を利用するものは、コンロと同じくほとんどがコールマン社製です。長い伝統とその明るさから多くのキャンパーに愛用されています。他の燃料方式のものと比べても、これが最も明るいランタンです。ただガスや電気式に比べると、ポンピング(燃料圧縮)作業が必要なので、スイッチをひねれば明かりがすぐ点くという訳にはいきません。この作業も、ほとんどが男の人の作業になっているようです。しかし明るさの点から、1台は揃えたい物です。
 ガス燃料を利用するものは、コンロ同様ガスボンベの形状から数種類に分かれます。大きく分けると、キャンピング専用ボンベのものとカセットボンベのものです。カセットボンベは補充が容易なので最近増えています。ただ、カセットボンベの大きさがランタンをかなり大きなものにしている事と、長時間使用していると燃料の温度低下で明るさが落ちてくる事です。ガスを燃料としたランタンは、ガソリンを燃料としたものほどは明るくありません。しかし、スイッチ一つで点くので、誰にでも扱える点は非常に便利です。
 電気(電池)式は、やはり明るさが足りないので、食事の時に全体を照らしたりするのは無理です。多くのキャンパーが、テント内の照明として利用しています。
 総合すると、キャンプサイト全体の明かりにはガソリンが適し、テーブルの上などにはガスが適しています。また、テント内で使用するのは必ず電気にして下さい。テント内では、燃焼式のものは絶対に使用してはいけません。理由は、火災の危険性と燃焼による酸素欠乏です。どちらも大きな事故となるので必ず守ってください。
 また、時代遅れの感のあるろうそくですが、照明というよりムード作りのために利用するとよいでしょう。食事が終わった後、ろうそくの明かりの元で語らったり、お酒を飲むのはキャンプならではの風情です。うまく使ってください。
 最後に、いくら最近のランタンが明るくなったからといって、ずっとサイトに煌々とした明かりをつけ続けるのはやめましょう。キャンプサイトには、必要以上の明かりは出来るだけなくしましょう。自然の夜をゆったり味わいたいし、星がきれいな夜に、明るいランタンの光は全く似合いません。

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