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  11月30日 「収納の仕方」
  11月30日。今年ももう終わり。我が店も良く持ったものだ。
今日は、テントを使いやすいように改造してくれ、との客がきた。どこかで見たことがある気がしたら、今年のシーズン前に、一度だけ来たことがあると言っていた。
 客は、先日のキャンプで今年は終わりになるので、使わない間に改造して欲しいのだそうだ。この客、まだ初心者らしいが、自分の使いやすいようにテントを改造したい、とはなかなか良い考えを持っている。キャンプスタイルなんて十人十色なんだ。自分のキャンピングスタイルがわかってくると、キャンプ用品には必ず不満が出てくる。それを使いやすいようにしたい、なんてベテランの域なんだぞ、気に入った、と今日も長話になってしまった。

       

 さて、客の注文だがロッジ型テントのフライを両側が開くようにしてくれというものだ。早速、客のテントを広げてみた。このテンは、フライの片側がジッパーによって広げられヒサシになるタイプだ。このヒサシを反対側にも作りたいのだという。
料金は、ジッパーを両側に取り付けて5,000円から6,000円だ。もちろん、取付だけでなく、あて布もしっかり付けてやるし、フライの泥除けの先端にグロメットも取り付ける。こうすれば、ヒサシにしたときに泥除けがだらしなく垂れ下がることもない。自分で言うのもなんだが、これだけやるのだから安いものだろう。
 客は値段を聞いて安心したようだ。出来上がったら冬の間はしっかり収納しておき、春になったらすぐにでも使ってみますと言った。この言葉を聞き、いつも気になっていることを思い出した。
それは、どうやって収納しているか?だ。客に聞くと、プラスチックのコンテナボックスに入れ、押し入に収納していると言う。さらに聞くと、客の家はマンションでキャンプ用品を使ったあとは軽く洗ってそのまま収納している。
 
 それがいけないのだ。よく考えてみろ。キャンプ用品は野外で使っているから当然湿気を持っている。それを密封に近いコンテナボックスにしまう。さらに、マンションなら押し入の湿気もひどいはずだ。キャンプ用品に錆びてしまえと言ってるようなものだ。
ストーブなら燃料を抜き、タンクの蓋を開けたままで中を乾燥させた上で新聞紙にくるみ収納する。さらに、コンテナボックスの蓋を少し開けたり、押し入れ用の乾燥剤を入れて収納するんだ。たいした手間にはならないし、これだけで錆びてしまうのを防げるのだ。客にそのことを言うと、今年のシーズン前に取り出した時、何で錆びたのかがわかったと言った。その時、この客を思いだした。6月頃に(第1回)、これからキャンプに行くのにストーブの調子が悪いと来た客だ。その時は、客があわてていたので説教もできなかったのだ。ストーブの調子が悪くなった理由が、やっと今日、わかったというわけだ。

俺は、一年中キャンプをやっているから関係ないと思っている奴もいるだろう。だけど、これから3月頃までは寒暖の差が大きいので、よく使っていても道具には湿気が付きもの。そこでケースの中に、お菓子などの乾燥剤や使い終わった使い捨てカイロを入れておけば湿気予防になる。使い捨てカイロは、使い捨てせずにクツの湿気やテントの中に入れてある着替え用のカバンの中に入れて乾燥剤として利用すると便利。家に帰ってからレンジでチンすればまた使える。キャンパーならよく使うものだから利用しない手はない。頭は使いようだ。
 おっと、こんな事を教えるとまた客が減ってしまうかな。ま、いいかな!

      

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