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第2回:マイク流子育て論
僕は子供の頃ボーイスカウト入ってた。そしてその時の影響を非常に強く受けている。一度ボーイスカウトたるもの生涯ボーイスカウトである、っていう考え方があって、自分でも未だにそうだと思ってる。

こういう時代だから、僕はボーイスカウトってとても大事だと思う。学校で教えてくれないこと、教科書に載ってないことは全部ボーイスカウトが教えてくれる、って言っても過言じゃない。つまりはアウトドア。アウトドアからいろんなことが学べる。海が先生であり、山が先生。だけど先生は何も言わない。一言も言わないけど、そこに入ってるだけでいろんなことを子供たちは自然に学習していく。学校教育がどうの、情操教育がどうのって盛んに言われてるけど、アウトドアに子供たちをおっぽりだしとけばいいんだと思う。

人間ってやっぱり動物だから、自然からいろんなことを学べる構造になってるはず。僕はそう信じてるし、かつて僕もそうだった。そしてまだまだ学ぶことはいっぱいある。

日本て、あぶないものは即禁止っていう考え方が多い。「ナイフはあぶない、バイクは乗るな、エレキギターを持つと不良になる」ってね。僕は逆。子供たちには最初にナイフとバイクとギターを与えた。例えばナイフは道具の基本だから、ナイフを扱えないような子供はドライバーもニッパーもペンチも扱えない。バイクっていうのは一つの例なんだけど乗ったら最後、走り出したら自分で全責任を取らなきゃいけない。ギターも一つの例。音楽でも絵でも何でもいいんだけど、そういうものって人生にすごく潤いを与えてくれると思うし、言葉が通じなくても他の人とコミュニケーションを取ることができる。これらは親父が僕に与えてくれた物だった。僕はそれに感謝してるし、間違ってなかったと思うから、同じように子供たちに与えてる。


キャンプにも生まれて半年くらいから連れてってた。キャンプ場について、僕は親として子供に強制的に何かさせる、ということは一切しなかった。子供たちは着いたとたんに車からバーッと飛び出して行って、ありとあらゆる遊びを見つけてくる。それを見てるのがすごく楽しかった。勝手に僕は僕でやっていて、子供たちはやりたけりゃやるし、やりたくなけりゃやらない。何でもしていいよ、と言うと、人がやることをじーっと見ていて何もできなくなっちゃう子がいるけど、そうじゃなかったからほっとした。

僕は子供への基本方針として、子供をどうしようと思ったことがない。子供がどうしたいのかをヘルプするのが親だと思ってる。だから未だに子供たちにどうなってくれ、とは思ってない。お前たちの人生なんだから、お前たちが決めろ、それを俺はヘルプするよ、と。

今は子供たちは僕と遊んでくれなくなっちゃった。勝手に自分たちでキャンプにも行っちゃう。こっちがびっくりするくらい必要最小限の物だけ持って。親父としてはあれも持ってけ、これも持ってけ、って言いたくなるけどね。そしてちゃんと何ごともなかったように帰ってくる。僕としてはちょっと寂しくて、ちょっとうれしい。

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