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第10回: 「これからキャンプを始める人へ」
                            僕は今までキャンプをやったことのない人には、とにかく1度やってみて欲しいと思ってる。まずやってみなきゃ始まらない。それで楽しいかどうかはその人次第だし。

 僕がよく言うのは、わざわざアウトドア誌を見て、まず全部道具を揃えるんじゃなくて、とりあえずクルマでドライブスルーでハンバーガーでも買って、そのままちょっと川っぺりにでも行って、土手に腰をおろしておにぎりでもハンバーガーでもいいから食べてみて欲しい、っていうこと。

それで、なんだか楽しいな、おいしいな、って思ったら、あなたはキャンプの次のステップに進める人ですよって。

 もしその時にお尻の下に新聞や週刊誌を敷かないで、平気でどかっと座れてたらあなたはすばらしいアウトドア感覚を持ってますよ、って言ってる。
 逆に、俺なんでこんなとこで川見ながらこんなもん食ってんだろう、無駄な時間を過ごしてるな、と思った人はおやめなさい、ってね。

 そういうことを、楽しいって思えたら、次のステップはディ・キャンプ。泊まらなくていいから、どっかその辺にバーベキューセットを持って行ってみる。お湯だけでもいいから沸かしてみるとか、何かちょっと焼いてみるとか。
 最初はそんな簡単なことをやってみて、どんどんその人なりにステップアップしていけばいいんじゃないかな。ま、道具から入ってもいいけどね。揃えることももちろん楽しいし、男って道具が好きだからさ。


ただ、忘れて欲しくないのは、キャンプにはやっぱり最低限のルールがあるし、自分の身を守るための基本的な知識は持っていて欲しい、ということ。
 
 ルールに関して言えば、もちろんキャンプ禁止の場所ではキャンプしちゃいけないし、ゴミは出さない、夜10時以降は静かにする、他人に迷惑をかけない、とかね。ホント最低限のこと。
 
 基本的な知識っていうのは、例えばここのところキャンプがらみのいろいろな事故があった。あれはやっぱりみんなキャンプを、自然を甘く見ていたからだと思う。僕達はボーイスカウトであらゆる場面を想定した訓練を受けたから、例えば河原になんか絶対にテントを張らない。中州に張ることなんて考えられない。バーベキューだけならするかもしれないけど、僕なら怖くて絶対に寝られない。
 ただ、そういうことは教わらなきゃわからないよね。親が日々の生活の中で教えられれば一番いいけど、都会の中に住んでいたらそれも難しいし。

 だから、本当に最低限の基本的なことでいいから、勉強して欲しい。それは自分の身を守るためでもあるし、家族を友人を守るためだから。
 
 僕が残念に思ってるのは、我々日本人は必ず誰かのせいにしたがる、っていうこと。いろんなことを自分の責任だと思ってない。すごく過保護になっちゃってるからね。

 たとえば川の水が増えるのは建設省だかどっかのせい、雨で事故が起きれば予測できなかった気象庁のせい、簡単なことだとキャンプ場で虫に刺されてもキャンプ場の害虫の管理が悪いせい、とかね。

 僕は自分の責任は最後まで全て自分で持つ、ということが基本だと思ってる。そのためにいろんなことを考える。いろんなことに備えて、誰にも文句はいわない。子供達にも、何があっても全て自分の責任。誰にも文句をいうな。そのことだけを言い続けてる。
 


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