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第2回:山歩きの原風景-1−
「らんぼうさんにとっての、初めての山登りのお話を聞かせてください」
らんぼう
「中学校の課外授業で、1泊2日で近くの山へ…それが僕の初めての山登りだった。宮城県の北部と岩手の県境にある栗駒山という、標高1630メートル弱の山なんだけれど、冬には栗駒おろしとよばれる冷たい風が吹いてくる。それに向かって自転車をこぎながら学校に通ったよ。地域に親しまれてる山なんだね。
さて、初めての山登り。もうワクワクしてね。のんびり中腹までみんなで登って、暗くなったら無理せずストップ。山小屋に一泊するんだけど、夜は星も空いっぱいに広がって、それはきれいだった。
きっと明日もいい天気で登頂できるぞ、なんて期待して眠りについた。
翌朝、目を覚ますとザアザアすごい雨音。あ〜,大雨だ…ってがっかりして外に首をだすと、なんのことはない、すぐそばに川が流れてたんだよ(笑)。」
「あの頃で忘れられないのは、みかんの缶詰を持って頂上まで登って、それに雪を入れて食べたことかな。きれいな真っ白い雪でね。美味かったなぁ。
でも、僕が高校生の頃には、雪の断層がサメ肌みたいに汚れてしまっていた。
大学生になって久しぶりに登ってみると、頂上の雪も真っ黒。昔はここで、雪をみかんの缶詰に入れて、かき氷にして食べれらたんだぞって言っても、だれも信じてくれないんだよ。こんなところにも、環境汚染は及んでるんだね。」
「でも、初めての登山で、頂上にたどり着いたときのことは今でも覚えている。頂上には花が咲き、緑が芽吹いて、天上にいるようだと思った。眼下にはふるさとが広がり、銀色の水流が幾筋も遠くに伸びて…。ロマンを感じたね!きっと、そのときの感動がインプットされているのだろうと思うよ。」

次回は、らんぼうさんの青春時代の山歩き思い出です!お楽しみに!!

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