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第5回 「らんぼう、キャンプを語る」
 「らんぼうさんは、キャンプはお好きですか?」

らんぼう
「ぼくにとってキャンプをする、というのは山登りの手段のひとつだけど、非日常を体験することによって別なリズムを得ることができる。それを新たな活力として、普段の生活にフィードバックすることが大事だね。だから楽しくなければキャンプじゃないと思うよ。」
 
 「いまのキャンプブームについてどう思いますか?」
「日本のキャンプは、どこかせわしないよね。キャンプ場が区画して
るキャンプサイトってへんだなぁと思うんだ。利用する人も、隣の客がうるさいとか場内が整備されてないとか文句を言ったり。本来キャンプっていうのは自然にひたって、人間は自然の一部なんだということを身体で感じて、別のリズムを取り込む、リラックスするもののはずなのに、そんなことでストレスを感じたりするのはちょっとおかしいよね。

それに、最低限のルールは守らないと。ゴミひとつでも持って帰ること。ゴミだって自分の身体の一部なんだから!たとえばこんなことがあった。キャンプ場で、中年の女性がバナナの皮を地面に投げ捨ててたから、注意した。そうしたら、腐って土に還るからいいじゃないと言い返されたんです(笑)。確かに摂理からいうとそうかもしれない。でも、その場所で次に食事をする人のことを考えたらどう思う?見た目っていうのも気持ちよく過ごせるかどうかの大きな要因だからね。」
「今日本で流行っているのは、クルマやモノを自慢にしているオート
キャンプのような気がする。キャンプというのは不便さを感じてこそのものだとぼくは思うんだけど。

 大げさに言うと、原始に還る、というかね。クルマ主流の世の中なんて、まだ30年くらいだよ。それまでは歩いてたんだから。ぼくらの身体の中には、「歩く遺伝子」がある。昔サルだった頃の感性はまだ残っていると思う。 
 そんな本来の体内時計を感じられるようにと、キャンプという手段で自然と向き合う…。ところが、そのキャンプに「行くまでに時間がかかった」「あのキャンプ場は高い」なんて言ってる。それじゃあ家にいるのと変わらない。そんな枠からはみだすのがキャンプなんじゃないかな?
 僕はそういうライフスタイルをずっと持ちつづけていきたいと思います。」

次回は、いよいよ最終回!らんぼうさんが海外の山歩きについて語ります!お楽しみに!!

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